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ご無沙汰でした。

なんだか、手が止ったままでした。

初めての一年が無事に過ぎて行きました。
二度目の10月からの時間を過ごしています。

ふとまたこの新しい住まいでの一年を振り返ってみた。

たくさんの人たちの手を借りながら
物件を探し、ローンを組み、契約をし、
設計は自分だとはいえ
工事もまたたくさんの人の手をかりての工事。

自分たちの家を持つ事がこんなに大変で、有意義で楽しい事だと
家を持とうと考えた時には思っても見なかった。

私達は、妹が生まれた時から姉妹で家族だった、、これは当たり前のことなんだけど
その当たり前の自分たちですら、その互いの存在を感じ入った。

妹がいなければ、契約はおろか探す事も面倒になっていたと思うし
妹も私がいなかったらきっとくじけていたと思うと言う。
今の住まいの毎日は当たり前の時間にも見えるけれど
とても穏やかで気持ちのいいものになっている。

家という住空間の心地よさもさることながら今感じている事。

家を探すとき、決めるとき、創るとき、設計するとき、その時々で
いつも以上に喧嘩もし、励ましたりもし、納得がいくまで話をしてことを進めて来た。
互いを尊重しながらもお互いが納得できる事を模索して解決して来たことで
今の私たちはそれまでにはない絆と相手に対する思いやりができたと思う。


自分や相手をきちんと見て、互いに力を合わせることの出来る家づくりは、
育った時間も過程も違う夫婦ならば
家族として強い強い絆にするチャンスになるのだと思う。


間違いなく、私達二人も家づくりを通していい姉妹関係になったと言えるのだから。

家の工事をお願いした会社の社長に、言われた言葉。

家づくりは気持ち良く良い思いでしなさい。一生に一度あるかないかの事なのだから。

この時の言葉はいまでもわたしの宝物になっている。
簡単に捉えず、自分たちが納得することが一番なのだと。
あのとき言われたときには物質的な事ばかりが自分の中にはあった。
実際納得の行く以上の工事をしてもらって一年が過ぎたいま
家だけでなく、人との関係というものになるのだという事を強く強く感じている。

家を自分たちの住まいを考えたとき、決してそれが住空間だけではないものがいっぱい詰まっている事なのだ。

なんてブログを始めたきっかけもこんな挨拶をしていたように思う。
でもそのときよりも深くきっと今思っているし、
一年の時間を経て妹との関係もより良くなっていると
はっきりと言える。

そしてやっぱり、住まい作りの体験にはただただありがとうという気持ちがいっぱいなのです。
# by sola-123 | 2009-12-02 14:57 | 想い

企画中。

牛歩並みのブログで済みません。

ただいま solaのうちのcafe (仮称)を企画しています。

住まいに関すること
オーダーで家具を作りたいとか、家の間取りのこと、リフォームをしたい。
マンションを買うにはどうしたらいいのだろうか
インテリアの雰囲気の替え方も

とかどんな小さなことでも

そういう相談のできる場を設けたいと思います。

もちろん住まいだけでなく、
お店のこと。

店を出したいけど、いくつもある不動産の候補どれがいいだろうか?とか
自分の手作りなんて無理だけどどうしたら低予算で店ができるだろうか?
今の店これでいいのだろうか?

看板を作りたいとか、家具を作りたいとか

どこに相談したらいいのかわからないことありますよね。

solaの家を体感しつつ、暮らしのこと店のこと
どうしたらいいのかを提案させていただきたいなーと。

cafeなのでお茶もお菓子もご用意します。
あらかじめ相談内容を簡単にお知らせいただいて、時間枠を設けた
予約制で、、、いかがでしょうか?


そんなことを計画中。
年内に具体案をご案内できることを目標にしています。

どうぞよろしくおねがいします。
# by sola-123 | 2009-08-28 08:48 | おしらせ

工事を考える。

金利や支払い期間など不慣れな銀行とのやり取りが妹のテリトリーなら
リフォームはわたしの持ち分である。

設計はわたしにとって特別な位置のある仕事である。
自分の住まいの設計は、わたし自身経験してみてなるほどとも思ったのだが
自身ですることは客観性に欠けることもあり、第三者に依頼する人もいるが、わたしはわたし自身で計画もデザインもすることは当然と思っていた。

しかし、数年体調問題やら私的な問題でその場から離れていた。
加えてこの景気の悪さでそれまでの仕事関係の会社がいくつもなくなってしまっている。


工事を依頼するにはいろいろなことを考えた。
普段の仕事のエリア的には店舗のデザインがほとんど、、以前働いていた事務所は建築の設計もしていたが私自身建築設計の免許自体ももっていないし、意識としては内装の中でも店舗よりの設計だと思っている。

一概に設計といっても設計のワーク自体が多岐にわたるため、同じ内装でも
住宅を主体としている人、店舗だけを専門にしている人、店舗専門の中でも得意不得意の業種があったりしている。
私の場合、会社を辞めた時期がたまたま若いときで景気がうんと良かった時だったから
仕事を選べるほどの経験もなく、忙しい時期だから様々な仕事をする機会を得ていて
建築の施工のための数字だらけの図面も、戸建ての店の設計の計画もさせてもらった。
業種も、エステサロンも、美容室も、飲食店も、パン屋も酒屋もホテルや旅館も、、と
いわゆるインテリアデザインという枠の中でいえば広めに仕事をしてきたと思う。

実家が材木屋で子供のころから住宅の図面がいつでも側にあって
その環境から空間を設計することに目が向いたこともあったし
実家で請ける住宅のプランニングの仕事も何度となくしているので
意識的には”店舗よりの設計”と思っている。

今回の自分の住まいは、予算の関係で、材料やキッチンの設備を実家で買うこと、
壁の漆喰やタイルは自分たちで塗るし貼ることが前提で
それを気持ちよく仕事をしてくれる業者がいい。

同業者というか仲間内で仕事してもらう時のなあなあというリスクは避けてほしい、、

これは妹からの進言でもあり、わたし自身も注意しなければと考えていたことでもあった。

わたし自身が設計といっても、これまで取引のなかった業者に依頼することは
姉妹がクライアントになることでのリスキーさを設計だからこそ感じてもいた。

それより、わたしが事務所に勤めていた頃、憧れの施工会社があって
そこは店舗専門に徹底したところで、クオリティーも高く、何より心ある仕事と言ったら良いのだろうか、、良心的な仕事をする会社が頭の中をよぎった。
あのころ、自分の住まいを作る時が来たら頼みたいナーー
漠然と考えていたことを思い出した。

堅実なその会社は、わたしがフリーで仕事をするようになってからは
仕事の付き合いがなくなっていた。

会社を辞めて20年近くの時間が経っては居たが
数年前、この会社でとてもかわいがっていてくれていた社長のHさんに、道でばったりと会ったことがあった。
退社時間を過ぎた頃に、ちょっと時間を持て余しているからと
近くのカフェに行って近況などの話をしていた。


たぶんそのときは5〜6年ぶりだったろうか、、、
いつもと変わらない語り口で
”いつでも何かあったら言ってこい”
”今度はゆっくり飯でも喰おうな電話してこいよ!”
そういって別れた。

ご本人はまるでそんな意識などはないだろうけれど、私にとってはキーマン的存在で
仕事の多くを学んだアトリエ事務所を紹介してくれた人でもあり、
何もできなかった頃、懇意にしている会社のスタッフとはいえ
いつでもご自身の会社のスタッフと区別はしても差別をすることなく
親身に接してくれて、仕事のいろいろなことを教えてくれた人でもあった。
時にはこん!っと頭を叩かれることも、こらっ!としかられることもあった。


そうだ!いまって何かあったときの何かの時だよね!


あのときの偶然を必然だと強く解釈をすることにした。

その会社が住まいの工事はあまり好んでしないことを十分承知で
工事を依頼することを妹とも決めた。
一度や二度断られてもいや何度でも頼むつもりの覚悟を決めた。

それには、工事の予算をきちんととらなくてはならない!
これまた返済や借り入れ金額というエリアにリンクして来る。。。
# by sola-123 | 2009-08-18 05:32 |

初めての経験。

ものを手に入れるには対価が必要。これはごく当たり前のことだけれど
すべてをキャッシュで買えないときにはローンを組む。これも当たり前のこと。

私達姉妹は特に高額のもの、、ローンを組むということをしてものを求めたことがない。
車も免許がないし、となればそれ以下の数十万円の買い物は、手持ちのお金が出来るまでは買うことがない、利子を払うのもバカバカしいと思うからだ。
しかしマンションはそうはいかない。

世間一般でマンションを買う時大多数はローンを組むだろう。
私達も、宝くじに当たったわけでも、死んだ父が財産家でもないので当然ローンを組むつもりでいた。
まずマンションを買う発端も発想もローンの返済が家賃と同額であれば替えるの筈。という極めて安直な発想だった。

銀行といえば、実家が商売をしていたからしょっちゅう出入りをしているし、
年中銀行銀行銀行という言葉を聞いていたから、どこかで安心感があったのかもしれない。、、、といってもこれは私の感覚。
妹は、税理士事務所に勤務していたから、人様の借り入れでしょっちゅう書類を作っている。
普通の人よりも銀行が身近だったことは確か。

買うぞ、と決める前に不動産会社が提携をしている銀行に事前審査と呼ばれる審査を申し込む。
姉妹で買うとなると、いろいろと問題が多いので、
勤続年数も長い安定した職業の妹の名義にすることにしていた。
収入に対する証明の書類やら、勤続年数の証明の書類やらを提出して審査を受ける。

前もって受けている審査は、建物の売買価格に10%の消費用分(実際には消費用は10%はかからないので諸費用分のみ)を乗せた金額である。

審査も通っているがローンを実際に組むのにそれぞれ銀行毎に金利自体を含めいろいろな違いがある。
仲介をお願いしている不動産会社の提携で住宅ローンの店頭金利よりも金利優遇なるものがあって
変動金利が当時2.875%だったと思うが銀行によっては1.2〜1.4%の金利優遇があるという。
(もしかして今はもっと優遇率があるかも)
さらに、大きなところでは元利均等といわれて支払いが一律のものと
元金均等といわれる借りた金額を均等に割りそこに利息がつく最初の負担が大きく徐々に少ない支払いになるものもあるし
変動金利だけでなく、固定年数の1年とか3年とか10年とか金利が変わらないものもある。

何をどう組むのがいいのか、、このあたりはもう妹任せに考えていたが
kさんから銀行で休日に住宅ローンの相談会があるのでどうですかと提案をうけ
そうそうわからないことは、教えてもらうのが一番。と身を乗り出して銀行の相談会に出席することにした。

今までわたしなど知らない世界がそこにはあった。。。(相談会という意味ではないけどね〜)
# by sola-123 | 2009-08-17 15:51

決めた。

西向きだし、ちょっと小さい室内。
でも、玄関のわきには明り取りもあるし、廊下はL型でリビングまで一直線ではない。
廊下にも窓があるし、お風呂やキッチンにも窓がある。

値段もリフォーム可能だし、元々の施工は竹中工務店とあってきちんとつくられている
値段以上の風格も備えた感じだってしている。

竣工図という工事の完了の記録図面を見せてもらう。
やっぱり今のマンションの作り方よりというかこの時代のものの中でも堅実につくっている感じが見て取れた。

その図面をにらみながら、水廻りである洗面の位置、キッチンの位置を変えたい。ムリな配置換えにならないのも確認ができた。
個室のところにはとんでもない位置にコンクリートの壁がある。
ちょっと頭を悩ましたが、なんとかクリアできない問題でもなさそうだ。
仕事のスペースはこれまでの住まいよりも狭いし、収納も減ってしまう。
後10、、とはいわないが5いや6㎡ぐらい広くならないかな〜と無理なことを考える。
ベランダも一番狭い。
西日の対策をどうするか。

戸建てならばそこに蔓性の植物、朝顔やジャスミンを植えてグリーンカーテンにしたらすてきだけれど
さてどうだろうか。
紫外線防止のガラスに交換?イヤそれもムリだろう。
となればフィルムは必須。

東側の個室の窓のところには防犯の窓柵が無い。
他の部屋には付いているところがほとんどだからKさんに聞いてみよう。

空調は新しいものにしたい。これは妹がたっての望み。
で、エアコンを撤去してもらう(売り主負担)ことを条件提示する。


マンションの入り口のポーチの先には小さなグリーンのスペースがあるがどうやらそこはマンホールや点検口のスペースとなっていて枯れてしまったのだろう。なんだか淋しそうだ。
許可をもらえたらそこに実のなる大きな鉢を飢えたら良いかも。
オリーブや杏なんかもいいな、、、
なんて考えていると
もう良いよねー決めようか。ということで
契約するための今度はローン先を決めなければならなくなった。


ところがこれがまた山あり谷あり、初めてのことで驚くこと山のようであった。
# by sola-123 | 2009-07-28 12:03 | 決断